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八雲のスローライフUO
by horibaka
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BNNアーカイブ ルナへの渡航に関する警告

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ルナへの渡航に関する警告

投稿日:2009年8月6日

カスカ(Casca)は苛立っていた。“ドーン(Dawn)”なる人物が所有する家は確実に燃え続けているが、彼が欲するものは全く現れることが無かったからだ。
膠着する状況に痺れを切らしたカスカは、以下の内容を布告するよう部下に伝えた。

再度告知する。先に、わしに抵抗するもの全てに対して容赦しないと伝えた。そのような動きが視界に入るなり、処分を行うよう指示と許可も出してある。
今回、これをさらに明確にするため、わしはルナの街にはびこる抵抗勢力から、親愛なる諸君を護ることを決定したのでここに告知するものである。わしに忠実な親愛なる諸君、特に戦闘行為に対して関わることの少ない諸君は、この作戦が完了するまでルナに近づかないことを勧める。

統治者 Lord Casca

この内容が布告されて間もなく、ルナから火の手があがった。








18:49 2017/10/16

by horibaka | 2017-10-12 18:48 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 狼狽

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狼狽

投稿日:2009年8月1日

ある夜、カスカ(Casca)は自分の部屋で現在の状況を検討していた。突然、音もなく誰かが部屋に入ってきてカスカに向かって話しかけた。

「我が君」

思考を中断されたカスカは不機嫌そうに顔を上げ、声のする方向を向いた。ろうそくの光が届きにくい部屋の隅に人がいるのが辛うじて見えた。

「お前か。わしのところに、何人始末したかの報告は上がってきていないが、首尾はどうなっておる。報告に来たということは、当然、いい知らせを持ってきたのだろうな?」

「それが……」人影は口ごもった。「布告に恐れをなしたのか、我が君に抵抗するものの動きが全くつかめなくなっております。しかし、民衆の中には、我が君に嫌悪感を抱いているものは少なくなく、潜在的な抵抗者は多数存在しているかと……思われます……」

「この役立たずがっ! このわしに逆らうような発言やそぶりを見せたら始末するぐらいの機転はきかないのか! 見せしめが必要なことくらいわからんのか!」

「恐れ多くも、我が君。奴らは狡猾で簡単にはしっぽを出さないのです。間違って我が君に忠誠を誓う者を殺めてしまえば、我が君の立場もなくなってしまうかと……」

「黙れ役立たず! 手練れの者だというから使ってやったのに、なんだこの様は! 出て行け! この世界から消えてなくなるがいい!」

激昂したカスカが人を呼ぼうとしたので、人影はあわてて次の言葉を言った。

「お、お、お待ちください。特別な情報を手に入れましたので、ど、どうか……」

「なんだと?」呼吸を少し整えてカスカは言った。「本当に特別なんだろうな? 言ってみろ」

「はっ、トランメル ユー西の海岸沿いにドーン(Dawn)が所有すると思しき家を発見しました。人気(ひとけ)はなかったのですが」

「ドーン……だと……」

カスカはしばらく沈黙し、そして部屋の中を歩き回り始めた。どうやら考えをまとめているようだ。
ドーン、あのドーンか? 古くからのロイヤルガードどもは、ドーンへ絶大の信頼を寄せている。市民への人気も同様だろう。そのドーンを取り込むことができれば、まさに勝利を手にしたも同然だ。しかし、わしに抵抗する活動を広く始めたら、我々が押されることになりかねん……。ここで勝負に出て、勝ちを確かなものにするには……。
せわしなく動いていたカスカが急に足を止めた。
サーペンツホールドの時現れたのは女。ドーンも女。そうか。わしの前に立ちはだかるのはいつも女か! ここは流れを変えるためにも潰さねばならん!
そして、大きな声で言った。
「よし、その家に火をはなて。ゆっくりと確実に燃やし尽くすようにな! ドーンはこの火を見てどう思うかな? 火が定着した後は別のものにやらせる。お前は、また民衆にまぎれ行動しろ。いいか、見せしめが必要だ。少しでもわしに反抗の意思を表している者を見つけたら、始末しろ」








4:44 2017/10/15

by horibaka | 2017-10-11 04:43 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 反逆への警告

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反逆への警告

投稿日:2009年7月25日

諸君。誠に残念なことだが、先ごろ、わしに逆らおうとする者たちが存在していることが白日の下にさらされた。
言うまでもなく、諸君は王に絶対の忠誠を誓わなければならない。そして、現在はわしが王の全ての権限を代行しており、王に等しい唯一無二の存在なのである。したがって、わしに抵抗する者は全てわしの敵ではあるが、ブリタニアの敵でもあり、すなわち諸君の敵でもあるのだ。
世の中が不安定な時こそ、統治する者に従い、一丸となって我が王国の難関に立ち向かわねばならない。偉大な目的を達成しようとする我々に抵抗することは、全くもって看過することはできない。繰り返そう。先に明らかになったわしに逆らう存在は、ブリタニアにとって非常に危険なものである。抵抗するものに対して、我々は毅然とした態度で鉄槌を下し、死をもって罪を償わせることも辞さないものである。

諸君、決して雑音に惑わされてはならない。

統治者 Lord Casca








4:34 2017/10/14

by horibaka | 2017-10-10 04:33 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 罠

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投稿日:2009年7月23日

カスカ(Casca)は自分の部屋でチェスボードを眺める。
カスカの相手は、誘いの手にのってきていた。

「これで、ある程度はこちらの思い通りに事が運ぶようになる。このまま一つ一つ確実に進めていけばいずれチェックメイトだ。さて、次はどの手が一番効果的か……」

カスカは思案する。

「敢えて、大胆な一手というのも一興か」

カスカはロイヤルガードを呼び指示を与えた。カスカが選んだロイヤルガードは、華やかというよりも、むしろ、冷たく暗い雰囲気があった。

「次はサーペンツホールドだ! 事を成すための準備だ!」
「はっ」

指示を受け、部屋を去ろうとするロイヤルガードの背中に向けてカスカは続く言葉を投げた。

「行動の準備は秘密裏に行う必要はないぞ。むしろある程度は意図的に計画を漏らすのだ」

ロイヤルガードは足を止め振り返る。

「我が君、それはどういう意味なのでしょう?」
「居残っている害虫の退治もしてやろうと思ってな。獲物をおびき出すには餌が必要だ。人参がダメなら、チーズを差し出す。それだけのことだ」








20:46 2017/10/13

by horibaka | 2017-10-09 20:44 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 国王令 ~徳之諸島への援助~

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国王令 ~徳之諸島への援助~

投稿日:2009年6月19日

徳之諸島への援助

ここに、国王令を公布する。
徳之諸島において敵対的な獣による侵略がなされており、ブリタニア市民に対して、その討伐の協力を求めるものである。獣どもは大地をうろつき、再び帝国の富を盗み破壊を始めている。
剣、魔法、どのような方法を使ってでも、この邪悪なモンスターより徳之諸島の秘宝を取り戻すのだ! 諸君は、禅都の帝国貿易大使イハラ ソコ(Ihara Soko)と会話することにより、失われた帝国の秘宝を元に戻す任務を果たすのだ。

統治者 Lord Casca








20:03 2017/10/12

by horibaka | 2017-10-08 20:04 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 陽動

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陽動

投稿日:2009年6月19日

三体の人影が、地下墓地に長年溜まったよどんだ空気に取って代わって暗闇から現れる。通常テレポーテーションの際に起こる大きな音と光を伴わず、彼らは突然入ってきた。――伝統とサークル、または呪文にとらわれないヒューマンやエルフの傲慢な魔術師とも違う。
まさに、彼らは肉体の存在を拒絶しているか、恐らくその存在を越えさえしていた。彼らのフードに隠れた顔では目の代わりに石炭が燃えている。無を支える不思議な風がクロークを揺らしていてもなお無で満たされており、無は彼らを形作っていた。
人の心の闇から生まれ具現化したため、彼らは人類に似た姿かたちをしていた。彼らは徳と対立する存在であり、ロードブリティッシュの遺産を貶めていた。

シャドーロード。

「探索は続いている」
その声は女性のもので、柔らかで魅惑的、そして繊細だった。どのような人間でも、このような魅あろう。彼女はノスフェンター(Nosfentor)、偽りのシャドーロード。

「絶対に見つけ出さなければならない」
二番目の声。今度は男性だ。彼女の短い発言に再び加わった。言葉は空気にまぎれて流れるように染み出し、廻り、お互いに絡まっていく。説得力があり、率直な言葉だ。彼はファウリネイ(Faulinei)、卑劣のシャドーロード。

「そうだ」
三番目、そして最後のメンバーが喋った。簡潔な返答は鉄のような地下墓地の深部を貫き、反響もせずに進み、そして消えた。彼はアスタロス(Astaroth)、憎悪のシャドーロード。
ノスフェンターは再び声を出し、体を動かす。彼女の下にテーブルの上に開かれた地図のようにソーサリアが現れた。
「我々は妨害された」彼女は首都ブリテインを示すと、まどろんでいる街に急に光が迫る。「ここで」
残りの二人が光の下にあるピンの刺し痕を見つめた。

「それでも我々の僕(しもべ)どもは働いた……実際に」ファウリネイは始めた。
「何をしたと?」アスタロスは他の二人に反論するために割り込んだ。
徳を象徴する八つの街は包囲され、住民は虐殺され、フェルッカとトランメルの魔法障壁は弱まった――トランメルは侵攻され失われたが、再び護られるようになった。
シャドーロードにとって、これはすでに予想されたことであった。彼らの力を封じ込めている最後のアーティファクトが発見されるまで、シャードーロードは暗黒の御業を本格的に始める準備ができていなかったのだ。彼らの捜索はすでに無駄になってしまった。それがどの街にも存在しなかったため、彼らは作戦を変更した。

「ブリタニアは、古きものも新しきものも、全て我々だけのものだ」ファウリネイは応えた。
「残りは?」
「とても多くの……複雑な問題がある」ノスフェンターが静かに答えた。言葉は不平を含んでいる。
「同意だ」他のものは応えた。
少しの間、彼らは下の世界を見つめた。

「彼らの注意をそらそうではないか。これは我々のスパイを仕事から解放することになり、この妨害を終わらせることにもなる」
「我々の手の内が早期に露呈しないように、何か小さなことでないとな」

「それならば我が」
今回ファウルネイが選んだ僕(しもべ)の意識に話しかけ、命令をした……手配を済ませておくように、と。








5:31 2017/10/11

by horibaka | 2017-10-07 05:28 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 指示

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指示

投稿日:2009年4月9日

ユーで発見された謎の羊皮紙の内容:

機は熟した。

選ばれし者であるシャドーロード派閥メンバーの意識へ直接指示を与える。
その指示に従うのだ。

メリッサ(Melissa)と共に任務を遂行せよ。








5:17 2017/10/10

by horibaka | 2017-10-06 05:15 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 救世

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救世

投稿日:2009年4月7日

王国の統治者である我らがカスカ卿(Lord Casca)から、ブリタニアの全市民へ以下の内容の告示がされた:

多くの争いと多くの犠牲の後、世界の魔法障壁を弱体化させ、私たちの素晴らしい土地への侵攻を許してしまっていた邪悪な物体は、カスカ卿自らの手により粉砕された。
ロードは我々の街の防衛に協力をしてくれた諸君、卑劣な敵の隠れ処の攻撃において忠誠心を示した諸君、その両方全てに感謝の意を表すものである。
王国の高位魔術師であるクレイニン(Clainin)は生存している! 彼の生存は、我らが君にとって喜ばしいものであり、また、我らが君は、邪悪極まりない勢力からの保護を確固たるものとするため、彼をブリタニアで最も素晴らしい戦士たちに託した。
まもなく、我らのもっとも偉大なる魔術師はその務めに戻り、暗黒の軍勢に立ち向かう準備を行う! 
本当に正しいものへ敢えて刃向かう軍勢を業火で薙ぎ倒すために!

祝おう! ブリタニアよ! 最終的な勝利には未だ至らぬも、我らが救世は近い!








6:22 2017/10/09

by horibaka | 2017-10-05 06:21 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ プラチナムドラゴン(Platinum Dragon)

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プラチナムドラゴン(Platinum Dragon)

投稿日:2009年4月7日

剣が二人の人間の間で激突する。一人は6フィート2インチの背の高い男性、一方は5フィート7インチの女性だ。若いその男性は普通の戦闘装備を身につけ、その筋肉質の体にぴったりと合う、黄金の線が入った明るいクロムの鎧を着ている。若い女性は、男性とほぼ同じクロムの鎧を身にまとい、彼の一撃一撃に持ちこたえる。まるで定められた演舞のような戦いで、二人とも一歩たりとも引くことはない。

2、3歩離れた所にクロークを纏った謎めいた姿がその戦いを見守っており、さしたる動きも無く、言葉も無く、ただ沈黙して立っている。 冷静に二人の一挙一動を評価しているのだ。

「ヴァレク(Valec)!」柔らかくも歌うような響きで、若い女性が対戦相手を呼びつけた。男が他の何かに気をとられているのを察知し、戦いを止める。何故かわからぬものの、ヴァレクは剣を下げ、練習相手の目の前で地面を見下ろしている。何か遠くのものに集中しているようだ。「どうしたの?」彼女が彼を覗き込む。

ヴァレクの目は固く床を見据え、手を大きく広げている。まるで地下のどこかから発せられるなにかを身に浴びているかのようだ。彼の綺麗な指先が震えていた。

「ティラス(Tilas)、誰かが近づいてくる」ヴァレクは彼の仲間に呼びかけた。「何かとても良くないものだ」彼は顔を曇らせ、唇を引き締めた。

それまで髪の毛一つ動かなかったクロークを纏った者が、二人に近づいた。クロークを引きおろし、美しくも齢を重ねた女性の顔が明らかになった。銀髪が揺れた。女性はヴァレクとティラスに良く似た鎧を身に着けていたが、剣は必要としないようだ。

「よろしい若者よ。戦いのさなかにも、周りに気を配ることを覚えたわけね。では、何が良くないのか言ってくれないかしら?」彼女は若い男に尋ねた。

師を見上げ、ヴァレクは答える。「足音です。我々の血を引くドラゴンが急いでいます。急いでいるだけでなく、風も引き起こしています。なにか問題があるようです」

「それだけ?」 彼女は穏やかにその探るような瞳と輝く笑顔で尋ねなおした。そしてその瞳と微笑みを若い女性に向けなおす。若い女性も彼女の友人に負けないよう全身全霊で集中している。

「何かを感じます。精霊のオーラ、ドラゴンの魔法、震えている、感じます」若いティラスの顔は、今少し誇らしげに見えた。だが、その誇りも長くは続かず、その意味がとても重たく彼女の肩にのしかかる。いまや、彼女の目にも仲間の若者と同じ憂いが見える。

「よろしい、ティラス、ヴァレク。二人とも上出来です。いつでも、寝ている時もその感覚を研ぎ澄ませられれば、よりよくなれるわ」年老いた女性が答える。

年老いた女性の体から、鉄が空中で火花を散らすような、静かに爆ぜる音が聞こえる。魔力のオーラは暗い青の色で、紫と銀の閃光が彼女の周囲に瞬き、うなりが彼女に新たな姿を与えていく。オフィディアンが目を瞬くよりも速い時間の間に、先ほどまで人間の女性であったそれは、巨大なプラチナムドラゴンの女長(Platinum Dragon Matriarch)となっていた。

完璧なまでの優美さを保つその角、蒼く輝くその胸のプレートは美しき宝石で彩られており、その兜に飾られた宝石によく似合う。頭から背中にかけた竜の襟にあわせて作られているのだ。肩は広く、4人の男性が乗れるほどだ――もし乗れるものならば、の話だが。

二体の若い竜も師にあわせてその姿を変える。その姿を人間に固定する魔法を解除するべく、適切な呪文を唱えるのだ。いまや、その真の姿、竜の姿を現した戦士たち。女性の巨竜には大きさ、麗しさは及ばないが、その師の後ろに控える二頭のプラチナムドラゴンの姿はやはり荘厳だった。竜たちは到着を待つ。

ヴァレクが予言したうなる風が、四頭目のドラゴンの出現とともに湧き起こる。この竜はティラスやヴァレクよりは大きいが、それでも女長ほどではない。古き雌竜にひとまず一礼してから、年長けた雄のプラチナムドラゴンは困惑した顔で話を切り出す。

「クリムゾンドラゴンたちが帰り道を見つけてしまったようだ」

沈黙が竜たちを支配する。「クリムゾンドラゴンたちが帰り道を見つけてしまったようだ」という言葉の意味を理解するまで、沈黙は続いた。そして一斉にみなその恐ろしい意味と未来を悟る。

「アエスタイロン(Aesthyron)様、どうすれば?」ティラスはその恐怖と憂いを顔に示し、彼女の師を名前で呼びかけた。

その三日月の形をした鋭い牙を覆う口が微笑み、アエスタイロンの目は伏せられ、頭が垂れる。巨大な年長者、アエスタイロンは、その静かな存在だけで若き竜に安らぎを与えた。皆、彼女の指導を待っている。

「古老(Elder)に相談する」その巨大な息を一瞬止めて、彼女は続けた。「いとしい若者たちよ。お前たちはこの地に長達が始めて舞い降りた時を知らない。またこの300年以上の間、今ブリタニアと呼ばれるこの地で、――まあいつでもそう呼ばれていたわけではないけれど――日々の訓練はしていても、お前たちの大部分は実際の戦いを知らない。もし強情なクリムゾンの同胞が、あの虚無(Void)を離れ故郷に帰るというのであれば、その理由はひとつしかないでしょう。この地を征服する気なのです。あの失われた従兄弟たちには、征服、支配、宝、などたくさんの動機があります。ブリタニアはいまだ豊穣の地だけど、クリムゾンたちは全く気にもとめず、目標達成のために彼らの前にふさがる邪魔な生き物を絶滅させてしまうでしょう」

ヴァレクの瞳はその言葉を聴いて瞬いた。抑えた怒気が彼の口からこぼれる「では、我が祖先の地は蹂躙されようとしているのですね」ヴァレクは一瞬詰まる。

「お願いです。彼らからこの地を護ってはいただけませんか?」若い女性が竜たちに歩み寄り、呼びかけた。そのか弱き女性は突然どこからともなく現れ、竜の巨体に囲まれても恐れ一つ抱いている気配が無い。その碧の黒髪は青と黒で織られたクロークに流れ、地にまで達する長さだ。彼女は竜たちの中心に立った。

「ブライシオン様(Lady Bryxion)……」 ティラスは何か確かめるかのようにその女性に呼びかける。 彼女は微笑んで言った。「ソーサリアに舞い戻ったクリムゾンの子らが使ったポータルは、まだ閉じきっていません」女性は微笑んだ。「クリムゾンのロード(Lord of the Crimson)が通り過ぎたので、いまでも少し開いているようです。私も、そのままにしておくつもりです。あなた方が何を決めるかは自由ですわ」

美しくも一礼すると、ブライシオンは影のように姿を消したのだった。








7:19 2017/10/08

by horibaka | 2017-10-04 07:18 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ クリムゾンドラゴン(Crimson Dragon)

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クリムゾンドラゴン(Crimson Dragon)

投稿日:2009年4月7日

今にいたる少し前……。
タールストレイター(Taerlstratar)はその繊細で優雅な前足の爪にはさんで掲げ持つ、光るオーブ(宝珠)を見つめる。その巨体にもかかわらず、彼の所作は素晴らしいものであり、12インチのオーブを優雅に運ぶことなど呼吸と同じようにたやすい。

彼は考える。「シャドーロードがそれを為す者たちであり、その故郷に戻る。我も同じく、かつて住まいし地、現在ブリタニアと呼ばれし地に戻るのだ。忌々しきモンデイン、不快で小さな人間ども。ふむ、全てを滅する時が来たな」

人間という存在の完全なる抹消と破壊を脳内で楽しんでいくうち、オーブに映る風景が変わっていく。シャドーロードの為した仕事の跡から、若いクリムゾンドラゴンたちへと。タールストレイターはオーブをじっと覗き込んだ。彼の猫のように大きな瞳孔が、まるで命じられたかのように流れるように動き、オーブの中にその焦点を合わせる。「若きものたちよ……彼奴らにも役割はある」

タールストレイターは、若きクリムゾンたちの血にいまだ残る血への渇望を知りすぎるほど知っており、若さゆえの経験と知識の不足からくる知恵と自己の抑制の欠落も承知している。だが間違いは犯してはならない。彼らは血のみ追い求める殺りく機械ではないのだ。若きクリムゾンたちですら、人間、ガーゴイル、または故郷に戻ったエルフよりは使い物になる。彼らは単にその生まれ持った権利を望んでいるだけなのだ。そう、より弱き種を統べるという。

血を引くものは増え、いま必要なのは新たな棲家だ。新たに征服し、新しい土地を得る。モンデインにより閉じ込められた、終わりのない虚無(Void)を出る時だ。タールストレイターはその長大な翼、人間の基準でいうと150フィートはあろうかという翼をまっすぐに拡げ、オーブをその台座に戻すと少し伸びをし、その足を揃えた。使命のために。








14:10 2017/10/07

by horibaka | 2017-10-03 14:09 | その他 | Comments(0)