BNNアーカイブ ベスパー銀行を強盗団が襲撃 |
ローカルニュース [戻る] ベスパー銀行を強盗団が襲撃 投稿日:2000年5月23日 Morlice Johnson, BNN Reporter Hokuto ベスパーの銀行が白昼強盗に襲撃された。30人以上の強盗団と思われるグループが、銀行内部へ地下トンネルを掘り進入した模様。銀行内と周辺は強盗団によって占拠されたが、市民有志の協力もあり市の衛兵によって鎮圧された。 午後2時20分ごろ、ベスパー銀行「The Mint of Vesper」最奥部の部屋の床が陥没、そこから強盗団が押し入った。強盗団の一人が行員のMaxwell(32)にWar Forkを突きつけ、「ゴールドを出せ。訓練じゃないぞ」と言って金庫を開けさせ、現金およそ500万ゴールドとその他貴重品を奪い逃走を図った。しかし、事態を察知した周辺の市民が盗賊団に対抗し退路を塞ぎ、衛兵も駆けつけ、約40分後に強盗団をほぼ全滅させた。銀行内部へは墓地方面からトンネルが掘られていた。市民はおろか、職員達も「今日まで全く気づかなかった」(Homes、28、行員)という。 調べによると、死亡した首謀者は白っぽいチェインメイルに一般的なプレートアームを着用。顔には部族マスクをかぶっていた。所持品からは身元、背後関連等は一切分っていない。 当局は大口の預金があった事を知った上での計画的な犯行と見て、襲撃の経緯と強盗団の実体を探っている。 11:26 2017/04/09
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by horibaka
| 2017-02-15 11:25
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BNNアーカイブ Vesperに謎の水槽 |
ローカルニュース [戻る] Vesperに謎の水槽 投稿日:2000年5月9日 Augustina the Real Estate Broker 全日本シャード 4日は大きな取引があり、私は夜遅くまでカウンセラー・ギルドホールに詰めていた。もういいかげん深夜という時に、大量に荷物を抱えた一人の男が入ってきてせわしなく作業をし始めた。 尋ねて見ると5月5日を記念した展示物を任されたという。はて、5日に何か行事があっただろうか・・?詳しく聞こうと思ったのだが、彼の特異な容貌に気圧されてそれ以上聞けずじまいだった。そんな作業をするというのに彼は全身甲冑を着込んでおり、兜の中の顔が、何故か全く見えなかった。 土台が完成しかけた頃、彼は奇妙な呪文を唱え始めた。詠唱が完了した直後、なんと土台の回りに大量の水と2匹の鯉が現れたのだ。魚類に分類するには見事すぎる鯉だった。彼は2匹の鯉を確認すると自分の兜を台に置き去っていった。兜の中についてはあまり語りたくない・・・打ちつけられたプレートには"Tango no Sekku"とあった。何かの呪術だろうか・・・?実際翌日には「オーキナマゴイー」など奇声を発する連中が集まっていた。しかも市民の評判は意外と良かったとも聞いた。Minaxの襲撃が市民の審美眼に影響を与えたのだろうか・・・。6日の朝には跡形もなく撤去されていた。あの鯉は一体どこを泳いでいるのだろう。 0:56 2017/04/08
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by horibaka
| 2017-02-14 00:55
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BNNアーカイブ 神秘の呪文 |
ワールドニュース [戻る] 神秘の呪文 投稿日:2000年4月27日 Nystul 全シャード 悪名高き女帝の手下たちは、情け容赦なく我々の美しい街並みを襲撃し、狂信的な指導者に操られた邪悪な生き物たちは、人々の生活を混乱させた。人々を守ることを誓った衛兵たちでさえ、陰湿な呪文によってあらゆる脅威も日常的な出来事と判断してしまっていた。それでも勇敢な市民は自ら集結して戦いに挑んだが、繰り返される執拗な力に熱烈な精神も打ち負かされてしまったのだ。 そしてTrinsicの陥落である。街の憩いの場に建造された黒い寺院は、波打つアンデッドの群れをコントロールし、近づくものすべてを呑み込もうとしていた。いつも通り、捜索し、倒し、破壊することを得意とする勇敢な軍勢でさえ、その波を止めるには至らなかった。しかし、その力はムーンキーの威力により衰え、大きな犠牲を払った末ついに寺院は破壊された。 しかし、この勝利は広大なスケールで押し寄せる暗黒の波にきらめくわずかな希望の灯でしかないことは明白であり、陛下はやがて訪れるであろう深刻な事態から、国民を守るための解決方法を見つけることを私に依頼されたのだ。これ は失敗の許されない 最後のチャンスとなるだろう。私は謎を秘めた書籍が不用意に積み重ねられ、巻物が無造作に放り投げられている城内の金庫と図書館を探し回った。古い皮で装丁された本が棚の奥に押し込まれているのを見つけるまで、それはまるで要領を得ないクエストを始めてしまったかのようでもあった。頁の多くは腐りかけ文字が読み取れない状態だったが、Shaminoと2人でMinaxの牢屋で研究を続けた結果、これが探し求めていた情報であることに行きついたのだ。 それでも、書物に秘められた呪文、そのために建造された石柱の神秘の効果について、当初は私も疑っていたことは事実である。霧の中に浮かぶ幾本もの小道のように、様々な推測が脅威や弊害などにつながってきたのだから。しかし喉の乾きに命を落とすかも知れない者に水の入ったコップを手渡せば、安全性は二の次にそれを飲み干すだろう。そう、私の喉も乾ききっていたのだ。 ブリタニアの多くの街で石柱の切り出しと建造が急ピッチで進められた。全部で8箇所に鎮座するそれは効力を発揮するための正しい呪文が投げかけられるのを待っているのだ。私は書物から得た呪文を唱える決断を下した。 Britainに設置された一番大きな石の建造物の前に立ち、大きな書物を開くと呪文を唱え始めた。私は世界中各地に点在する他の石柱にも命が吹き込まれ、天空の世界へ通じていくのが感じられた。長年に渡って神秘の研究を続けているが、身体を揺さぶるほどの純粋なエネルギーを感じたことはかつて一度もなかった。魔法が私を包み、身体を付き抜けると、それは夜空へ向かって放出された。そして呪文の詠唱が終わりに近づくと、ベルトに挟み込んでいたポーチからムーンストーンが地面に落ちた。数秒後、ムーンストーンは地面に姿を消したかと思うと、不思議なムーンゲートが姿をあらわした。私はそのムーンゲートに引き込まれて行った。吟遊詩人がいくつかの言葉を残せるのではないかと思えるほど時が流れたと思った次の瞬間、新たに流れ込んだ空気を吸い込んだ私は永遠とも思える光を見た。そこに見えたのは昔と変わらぬ場所、そう何度も夢にみた平和な世界。音のない稲妻に貫かれたようにようやく意識が私をとらえた。 気付くと古代の書物は私のローブに煤を残す腐りかけたものではなくなっていた。その書物に秘められた知識の擦れに悩まされたが、ついに私は希望の光を得ることができたのだ。地面に座り込んだ私に手が差し伸べられた。「成功だ」私は周りの景色を見渡すにつれ気持ちが高ぶっていったが、物思いにふける陛下と友人たちの顔を見たとき、その気分が静まるのを感じた。 確かに終わったのだ・・・ Nystul 1:48 2017/04/07
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by horibaka
| 2017-02-13 01:47
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BNNアーカイブ Lord Blackthornの近況 |
Lord Blackthornの近況 投稿日:2000年4月26日 Nalin Wren 全シャード Blackthornは高度な魔法で姿を変え、悪しき災厄が噴出した場所、Minaxの地を見分されたようだった。忌むべき腐敗と堕落が、まるで生きているかの様にあらゆる場所に蔓延している点を除けば、我々の世界とそう違ってはいないそうだった。彼はあの美しきTrinsicに良く似た、黒い石で作られたと思われる壁のある街について語った。彼が近づいて見て驚いたのは、石は黒いのでは無く、焼け焦げて真っ黒な煤で覆われているのだった。煤の辺りの壁をこすって見ると、綺麗に磨かれた白色大理石が現れた。だが辺りを見ても、このような美しい白色大理石は街のどこにも見当たらなかった。この街は完全に破壊され、荒廃するにまかされたのだ。 街の外で彼は奇妙な、だが見たことのある生き物を見たと言う。その一つが弓を構えたSkeltonで、吐き気を催すような黄色いオーラをまとってみずから発光しているように見えた。Nystulが確かめた所では、この魔物はMinaxがTrinsic侵略に用意したもので、非常に危険な敵であると言う事だ。 土地は破壊され不毛の地と化していた。道中1本の木も見なかったと言う。全ての木は伐採されつくされたのだ。草は茶色く腐敗していた。景色は端的に言って、朽ちて行く荒地だった。この世界は死んでいる世界なのだ。 私が聞いた所によれば、Lord Blackthornがこの世界の人達について話しはじめた時、彼の顔は深い悲しみに覆われてそうだ。群れをなす戦士達、冷たく、死んだような面持ちで、間もなく力尽きて戦意を失ってしまいそうな彼らの向こう側にいたのは、一般市民。望みを打ち砕かれた人々であった。喜んで彼らの主人Minaxの気まぐれの為に命を捨てる、強くも陰気な男達の土地なのだ。彼女は世界を支配し、逆らう者は誰もいない。逆らおうとした者は殺されたのだと私が気づくまで、そう時間はかからなかった。Trinsicでは人々が杭に吊るされ火あぶりにされていた。あえて語ろうとは思わないが、その他にも、支配者に逆らった者は恐ろしい目にあわされていた。 最後に、BlackthornはNystulとロードブリティッシュが計画している事に反対するつもりは無いとNystulに伝えた。それが引き起こすであろう結果について注意をうながしただけだった。 Minaxの裏には、我々の国土の侵略だけではなく復讐への情熱が隠されていると思われる。彼女の元に残った部下はごくわずかであろう。ただ、彼女が我らの愛すべきブリタニアを支配しようと考えなければの話だが。 19:22 2017/04/05
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| 2017-02-12 19:21
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BNNアーカイブ 石碑の建築 |
ワールドニュース [戻る] 石碑の建築 投稿日:2000年4月19日 Gavin Bache 全シャード 魔術師Nystul。ロード・ブリティッシュ陛下の助言者だ。彼が私と私の部下に自ら掛け合って来た。10日程前の事なんだが、特定の石切り場からの大量の石の切り出しを依頼して行った。そして夜中にだけ石をロード・ブリティッシュ城まで運べと言う。それは簡単な事では無いが、仕事の報酬には色めき立ってしまった。Nystulはおかしな奴だった。その仕事の事しか頭に無い様に見えた。今まで何人か学者やら魔術師やらに会ったが、その内でもとりわけ奇妙な奴だった。なんと言おうか、世界の命運、我が双肩にありとでもいうような、そんな風だった。私は学者などでは無いが、ただの労働者でも無い。だからNystulから仕事の中身を聞いた時には、ああこれはひどい馬鹿が何も考えずに石を砕いて回ろうとしてるんだと、そう思った。 その魔法使いとまともな会話は全く、一度もしなかった。だが石の採掘と城への運搬を始める時は、Nystulをとりこにし続けている物が何かを探ろうとしていつも神経をとがらせていた。 様々な噂が飛び交った。石を切り出している最中に、1,2本の巻物を見かけた。そのうち1本は、汚れ無きブリタニアの土地を丹念に記した地図だった。この仕事が単純な計画では無い事が分かり始めた。その地図には8つの都市の場所に しるしがあった。それは国中 あちこちにばらけていた。私達は石をBritainにだけ、夜中にだけ運ぶ。どんな魔法が込められているのかは分からないが、それにはかなりの強さの魔法が掛かっているに違いなかった。私達が苦労して作った巨大な石の建造物のような物を8つも作って運ぶなどという事をする奴はNystulの後には誰もいないだろう。 今夜、初めてその証拠を見た。我々は最後の石を用意して、Nystulが非常に細かく説明したやり方で仕上げた。全て終わり、ロード・ブリティッシュの広大な城の敷地の奥に石碑を設置した。夜中、ランタンの明かりだけが照らす中、ハンマーの鈍い音と、たがねが石にたたきつけられる音が響いていた。 いや、今夜は何かが違っていた。夜空は光と、目もくらむ青い閃光、そして聞いた事の無い音がそこら中に響いていた。もちろん私達のようなただの労働者はとっくにお払い箱になっていたのだが、我々は疲れていたので、Minocへ戻る前に城の領内で、衛兵につまみ出されるまで待ちに待った休息を取っていた。するとそのあと、まさにその時、帰ろうとして最後の一人が疲れた体をベンチから持ち上げた時、夜空が、全体に火が灯ったかのように輝いた。その光の源は紛れも無く我々の後ろにある石碑だったのだ。 最強の魔法と呪文であることは確かだった。我々は、空がまた暗くなり、城壁に響く不協和音が全て消えるまで頭を振り続けた。次の日Minocに戻って我々は全てを理解した。少なくとも全容のいくらかは。というのは、銀行から少し離れた場所に、我々が夜通し骨折って作った、まさにあの石碑があった。今もなお噂は街から街へ広まっていた。同じような建造物が8つの街で見つかったと。私は古びたNystulの地図にあった印を覚えていた。我々のMinoc、Yew、Jhelom、Magincia、Moonglow、Skara Brae、Trinsic、そしてBritain。Britainに運んだ最も大きい石、最後の石碑は真の芸術品だ。そしてそこは、昨夜我々が座り謎の青い光が空を埋め尽くすのを見上げていた場所だろう。そこは、現われた全ての石碑の中心部だった。 魔法がそれらの石碑を動かした。それは疑いようのないことだ。間違いなく、それらの目的はこれで終わることはないのだろう。確かに魔術だ。しかし、どういうことなのだろう? その石碑にどんな呪文を唱えたのだ?それとも石碑の上で何かしたのか、石碑を使って何かしたのだろうか?もう一度言うが私は断じて馬鹿では無い。だが魔術については全く分からないので、私達がした事が将来どのような事態を生む事になるのかは想像する事すらもできない。だから君達の助けになるようにこれを書き、送っている。魔術師らが取り囲み、これらの石をこの世に据えつけたのを見てしまった今、これらの石碑が、ロード・ブリティッシュ城からやって来たという事実だけが私をほっとさせてくれる。 19:32 2017/03/16
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by horibaka
| 2017-02-11 19:31
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