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八雲のスローライフUO
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カテゴリ:その他( 349 )
BNNアーカイブ 鹿苑館の変

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鹿苑館の変

投稿日:2005年6月26日

Ihara Soko, the Imperial Minister of trade
全シャード
私は今日も徳之秘宝を冒険者達から受け取っていた。
一日中交換をしているのはなかなかに骨の折れる仕事だ。
ちょっとお茶でも飲んで一息入れようと、階下に降りようとしていたその時だった。

突然玄関があわただしくなり、悲鳴が聞こえた。
階段の上から下を除くとそこにはおびただしい数のRoninと斧を構えた無法者が押し寄せていた。

禅都で随一の壮麗さを誇る鹿苑館は無法者達の手によって火を放たれ、いたるところを無法者が破壊していった。
赤いローブのフードを目深に被った妖術師の魔法、それにもう一人の赤いローブを着た男の剣。
そう、それはまるで穏やかな春の日のような禅都に訪れた雷雨だった。

そして私達は無法者達に捕われた。
その指先からほとばしる雷槌を飛ばしていた妖術師が私の前に来て言った。

「刃はどこだ?」

意外にもその声は女のようだった。

「刃?刃ならお主達が腐るほど持っているではないか。私の知るところではない。」

「白を切るつもりか?いい事は無いぞ」

そういうとその妖術師は隣にいるローブの男に目配せをした。
その男は何のためらいも無く、剣を一閃した。
そこに転がったのは私達の内の一人の首だった。

「なにをする!」

「見ての通り。言わないのならもっと死ぬことになる。」

「く・・・」

私はその男を見た。
男は目が虚ろ、そう、心がここに無い傀儡のようだった。
その妖術師が命令を下したのなら何のためらいも無くまた人を切るだろう。

「・・・わかった。その刃はあの中にある・・・。」

私は櫃の中からこの世で切れないものは無いとされてきたその刃のかけらを妖術師に渡した。

「素直なのが一番ね。」

そういうとその妖術師とは赤いローブを翻し、同じ血の色をしたローブを着た男と去っていった。
幾人かの無法者達もその後について行った。

残った無法者は・・・これ以上漁るものがないか品定めをしていた。
禅都に咲き誇った鹿苑館という花は完全に散ろうとしていた。

そこへ、来たのはエレインという女性だった。
たくさんの冒険者を引き連れ、鹿苑館に残る害虫をすべて取り払ってくれたのだ。

私は守らなければならないものがあった為その場を離れることは出来なかったが、階下にいる細工師がブリタニアから来たという彼らは無法者達を追いかけてくれるということを教えてくれた。




それからしばらくして、無法者達が殲滅された事が伝えられた。
宝もほぼ全てがまた鹿苑館に戻された。
だがしかし・・・。あの刃だけは戻ってこないのだ。

不安という名の黒雲は未だ私の心の中に残っている。








5:39 2017/08/09

by horibaka | 2017-06-28 05:38 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ よみがえる息吹

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よみがえる息吹

投稿日:2005年6月8日



その老ヒーラーは、ぼろぼろの帽子を取り、大樹を見上げた。
小さな輝きをまたたかせた大樹を、ぼんやりとした光が覆っていた。
そして、皺だらけの手のひらを大樹にそっと押し付けた。

手のひらを通じて、吸い込んだ空気をとおして、語りかけてくる意志。
暖かで、心安らぐ不思議な感覚に、彼は目を閉じた。

「お前さんは知っているのかね…? 今度は何が起ころうとしているのか…」






「いらっしゃい、ロルフさん!」

酒場に現れた老ヒーラーを見て、カウンターの中の主人が声をかけた。

「おや、何やら大荷物じゃねえですかい。遠出でもしなさるんで?」

「よっこらせ…ふうー。ああ~、少し調べたいことがあってのう。しばらく帰れなくなりそうじゃわい。」

「あんまり無理しねえでくだせえよ。もうお歳なんだし、心配でしょうがねえや。」

主人は、マグカップになみなみとワインを注ぎ、老人に差し出した。

「ふぉふぉふぉ。老いぼれには老いぼれなりの、知恵の深さで何とかなるものよ。」

彼はワインをぐいっとあおりつぶやいた。

「あれから、ここのワインもすっかり味が落ちてしもうた…。昔はワインと言えばユーと言われたものじゃったのにのう。」

「まったくですよ。ワイン目当てにここへ来る客も、めっきり減っちまって。」

主人はため息まじりに愚痴をこぼした。

「もうここが、元の緑豊かな森に戻ることはないんですかねえ…」

「…ふぉっふぉ。実は、そのことなんじゃがの」

老人は、帽子の下の目を子供のように輝かせた。

「戻るかもしれんぞ。わしはまさに、これからその原因を調べに行くところじゃ。」

「えっ…?」

主人は、手にしたワインの瓶を落としそうになりながら、目を丸くした。

「何が起きたのかは知らん。ただ、感じるのじゃよ。大樹の息吹をな…」

「もう、病気や妙なモンスターに怯えることもなくなるってことですかい!」

「そうじゃのう~。次にここに来る時には、ワインは昔のようにそれはうまくなっておるかもしれんのう。」

老人は顔にいっそうしわを作って、ニヤリと笑った。

「そりゃあいいや!おい、お前!こっちに来てロルフじいさんの話を聞いてみろよ!」

主人はたいそう喜んだ様子で、厨房にいる妻を呼びに行った。



「あれ…? ロルフじいさん?」

つまみ代わりの料理の皿を持ち、主人が老人の席へ戻ってきたときには、もうその姿はなかった。

「もう行っちまったのか…年甲斐もないじいさんだな。本当に子供みたいだよ。」

飲みかけのカップの横に無造作に置かれたコインを拾い上げながら、彼は苦笑いした。

「戻ってきたら、どうせまた一晩中旅の話をするに違いない。じいさん用にひと樽、ワインを取っておかないとな。」

そう言うと、主人はまた厨房へ戻っていった。








5:37 2017/08/09

by horibaka | 2017-06-27 05:36 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 訪れた正義

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訪れた正義

投稿日:2005年5月25日

Crement, Britain Towncrier
全シャード
号外、号外!
ブリタニア評議会で可決されたユーの街への進軍が先日ついに決行されました。
まだ各所に戦闘の名残を留めてはいるものの、街には数ヶ月ぶりの平穏が訪れています。




攻撃はロイヤルガードのエレイン (Elaine Bayfery) 女史と有志の冒険者による第一陣、ロイヤルガードと再編成されたユーの街のガードによる第二陣に分けて行われた模様です。とくに第一陣の目標とされたユー北西の真実の法廷では激しい戦闘が行われ、女史率いる冒険者の隊には多くの死傷者が出たようです。

なお作戦に参加した冒険者からは、戦闘中にオーク達の指揮者と目される人物ベロ・オンダリバ (Belo Ondariva) を目撃したという情報も寄せられています。この人物は先のオーク軍による各都市への侵攻にも関与しているとされており、評議会は引き続き目撃情報の提供を市民に呼びかけています。

以上、BNNがお伝えしました。








22:12 2017/08/08

by horibaka | 2017-06-26 22:11 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 砂漠の隠者

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砂漠の隠者

投稿日:2005年5月13日


全シャード

ある老婆の手記 :

 いまいましい厄介なブリタニアンどもめ、あたしの静かな家に押しかけて来おって。おかげで家は傾くは、汚い靴跡で砂だらけにされるは・・・玄関で靴を脱がない連中なんぞ始めて出会ったよ。誰の指図か知らないが、ちったぁ他人を敬うとか躾ってものを身につけた方がいいわな。奴らの中には自分ちの中でも汚い動物を乗り回してる者もいると言ってたっけねえ。やれやれ、いったいどうなってるんだか。

 奴らの間では「魔導師」と呼ばれている青いローブを着た男はちったぁ見込みがありそうだった。だけど調子に乗ってあたしを馬鹿にしてくれたよ。まぁ、それは貸しにしておいてやるか。奴はあたしにある書き付けを訳してくれと頼んで来た。デュプレとかいう奴の日記だというのはわかったけれど、奴らはそれが誰なのかは教えてくれなかった。ただ重要なものであることだけはわかった。少なくともこやつは読み書きはできるようだ。余白にある、恐らくこの男の走り書きを見ると一つ一つの単語は正しく訳しているようだったが、こやつにはあたしら流の言葉遣いというものを知らないようだ。記号はその周りに何が置かれているかによってその意味が違うんだけどね。
 もしも・・・もしもだよ、このクレイニンに本当に「魔法使い」と名乗るに足るだけの知性があって、あたしの傍で何ヶ月か過ごせるならば、理解を深めるのにそう長くはかからないだろうよ。もちろん、あたしの同胞達はそんなこと認めないだろうね。まあしかし・・・そもそもここ数年来、あたしのやること為すことが同胞達に「認め」られちゃいないんだから、今さら大した問題でもないかねえ。いいかい、もしもあたしらが奴らの近くで暮らさなきゃならないとしたら、あたしらの大切にしてる伝統やら社会やらにも馴染んでいってもらわなけりゃいけないんだ。そうでないと、いつかあたしらは奴らがもたらす「文明」とやらに飲み込まれてそれらを無くしちまうだろうよ。あたしの言ってること、何か間違ってるかい ?

 あたしは奴らを使いに出した。親戚中で一番優秀だった者でさえ歯が立たなかった奴のところへね。奴らを遠くへ追っ払って瞑想したかったのさ。普段、砂漠は静かで平穏だ。だけどその暑さで集中力が試される場所でもある。だからあたしはここにいるのさ。連中を殺されたあたしの従兄弟たちの魂を自由にさせるって使いに出した時は、生きて帰っちゃこないと思ったよ、ファンダンサー共の手にかかってはね。実際、あたしの従兄弟たちだって、その年のサムライの卒業生としては首席の腕前だったというのに帰ってはこなかった。でもまあ、このよそ者たちは奴らなりのおかしなやりかたであたしらの民に何かをもたらしてくれるだろうよ。

 奴らはちょうどいいところに帰って来た、やっと集中してきたってのにね。聞くところによると、奴らはあたしの従兄弟たちの魂を見事解き放ってきたというじゃないか。あたしは、今までにもたびたびやってきたように奴らの頭ん中にどっかおかしなところがあるんじゃないかと疑ったさ。あたしの従兄弟たちと同じように、腹黒いファンダンサーの猛者や魔女どもに立ち向かっていくほど愚かなんだから。今までにも多くの者たちが彼らに挑んできたけれど悪魔どもは彼らが来世に旅立っていくのを阻止してきた。なんにせよ、この連中はあたしの試練に応えたわけだ。やっかいなよそ者たちめ、また用事を言いつけて家から追い出さなくちゃ。

 ・・・そこであたしは子供の頃の伝説を思い出した。今でこそ朽ちたる森なんて呼ばれるこの国が、まだ若々しくて生き生きとしていた頃の話さ。あたしのひぃばあさんもまだ若くって子供たちは桜の木々の下で遊び、そばじゃその小さな村の農夫たちが農作物を作ってた。正当な量の収穫物を捧げることを断って、神々を怒らせる前のことさ。その年は凶作で家族たちも飢えていたんだそうだ。こういうときは判断が鈍るものさね。主導者たちは、自分らの食い扶持を減らすよりも奉納を減らすことを選び、Zentoへ助けを求めに行ったのさ。あの街はいつだってよそ者には冷たいんだ。作物を買ってはくれるが、貧しい家族の飢えを満たすには足らなかった。もちろんあたしはブリタニアンたちに全てを話したわけじゃあない。奴らは長たらしい話を聞いてくれるような奴でもないし、そんな話をする理由さえ理解できないだろうからね。こんなに辛抱が足らない大人は初めて見たよ。

 神々は村人が奉納を怠ったのに怒って"Kami of Drought"を使わしたのさ。作物は大打撃を受け、来る日も来る日も怪物が容赦なく村人を襲った。あたしのひぃおばあちゃんは男たちに混じって村人を救うために戦い、年上の子供たちは小さい子たちを遠くへ避難させた。まったくひどい化け物どもで、いくら犠牲者が出てもその渇きは癒されることはなかった。ひぃおばあちゃん、つまりa child of ten summersは残った子供たちをつれて都Zentoに向かった。彼らの多くはBushidoやNinzitsuを学び、故郷を救おうとしたが役には立たなかった。あたしはこの異邦人らを遣わしてあたしの先祖たちの仇を討たせることに成功した。自分自身にはそんな力はないけれど、化け物どもの企んでいることをうかがい知る能力は備わっているのだよ。

 また奴らが帰ってきたよ。化け物どもを倒したとさ。奴らには限界ってものがないのかね。これで奴らがお行儀良く人の話を聞いて、玄関では靴を脱いでくれりゃあね。どんな相手にだって遣いにやれるんだが。奴らの学のない魔法使いに言ってやったよ、あの日誌を翻訳してやるってね。それから、仕上げるまでは一人にしといてくれって。このデュプレって奴の書いたものが文法的に間違ってたら、ちょいと時間がかかりそうだからね。


宮廷魔導師クレイニンの手記 :

 なんて日だ!足は痛い、マナはからからになる、頭の変な老婆のお陰でイライラさせられる!本当にエレインを呪うよ・・・。お婆は私だけじゃなく冒険者達にも失礼な口を聞くんだ。しかもだね、この宮廷魔術師のクレイニンに彼女の汚い家で裸足にさせるんだ!砂だらけになった私のローブを綺麗に洗うのに来週丸々費やさなくちゃいけないだろう。砂漠は好きじゃないんだ。エレインはどんなところでも喜び勇んで冒険心をなくさないだろうが、私は間違いなく実験室や居心地のいい自分の部屋、そして夜に暖炉の前にある腰掛に足を投げ出すのが好きなんだよ。

 その日の私は冒険者達に護衛と案内を頼み、彼女の元へと向かったんだ。我々は砂漠を越えて家とは名ばかりの汚い小屋まで老婆を訪ねて行った。そう、変な虫が何匹も我々を遠巻きに見ている中、砂漠を暑さと埃にまみれながら進んでいったんだよ。そしてたどり着いたその家では、我々が依頼した例の書付の翻訳をする代わり、対価を要求された。その対価とは尋常ではないものだった。
 ある場所に囚われた彼女の甥達・・・どうも既にこの世のものではないということだったが・・・を開放しろと言うんだ。場所はどこなのか、どんな姿をしているのか、もう少し詳しいことを聞き出そうとしたんだが、どうも私の質問の一つが酷く彼女を傷つけたらしい。凄い剣幕で追い出されて、まあ結局、そこまでに老婆から聞いた話でだいたいの場所は割り出せた。それから、そう、ファンダンサーのドージョーというところへ出かけた時のことは思い出したくもない。血がべったりと付いた壁、暗く曲がりくねった通廊、ようやく最下層にたどり着いてみれば・・・ああ嫌だ、この話は別の人の口から聞いてくれ。とにかく、我々は彼女の依頼を果たした。

 その後、もちろんのこと私はお婆のところまでゲートを開いて戻った。彼女はまた我々に無礼なやり方で挨拶をし、(そもそもあれは挨拶のつもりだったのだろうか ?) 彼女のばかばかしい習慣を強要した。私が年をとってもあのようにならないよう願っていて欲しい。我々が戻ってきたときもそうだったが、特に我々の中の一人が容易にあの魔物達を退ける事が出来たことを言った時には少なからず驚きを覚えたようだった! 私は大声で笑ってその若者に勲章を上げたいくらいだったよ。しかしながら私は平静を装い、彼女がこちらの依頼の引き受けるというのを待ったんだ。

 ・・・帰ってきて挨拶をすると、彼女は自分の要求した対価が十分ではなかったというじゃないか。その時の私の憤りを想像してくれ。なんとか理性は保ったがね。私の師が私に教えてくれた忍耐に感謝しよう。結局、我々は枯れ木ばかりの森へと向かい、そこに取り付いた"Kami of Drought"という魔物を倒さなければならない、ということになった。老婆が声高に言うには日照りの災厄の源という話だ。私はこの大陸の精霊のことや迷信のことは少ししか知らない。ただ、その魔物が我々に挑みかかってくるだろうことは薄々予想がついていた。そしてまたもや我々はその魔物を最小の被害で倒すことに成功したのだ ! 冒険者達の日頃の鍛錬に感謝しよう。彼らは非常によく団結して要求されたことをこなしてくれた。

 我々が老婆の下へ戻った時、またもや私は憤りを覚えた。まったくあの言い草といったらね ! だから、あの老婆がようやく書き付けを翻訳することに同意した時は心底喜んだものだよ、彼女自身のためにね。そして彼女は我々を追い払うべく手を振った・・・まるで女王ででもあるかのように、我々のしきたりなど全く意に介さない、というようにね ! ・・・彼女意外に翻訳をしてくれそうな人がいたのなら私は喜んでその人に頼んだだろう。

 全く酷い一日だった ! 家にいるのはいい事だ。そろそろお茶のお代わりをもらうとしよう。








22:10 2017/08/08

by horibaka | 2017-06-25 22:08 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 暴かれた悪

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暴かれた悪

投稿日:2005年4月27日

Ailsa Maclean, Peripatetic Bard
全シャード
評議会を治めておられる紳士淑女の皆様にご挨拶申し上げます。
私はある出来事の証人であり、本日皆様には私の心に恐れをもたらしたその出来事を物語りましょう・・・。

あの日、レディ・イヨナ(Lady Iyona Kondo)が市民に呼びかけているという噂を聞きつけて、私を含む多くのブリタニア市民達は城へと向かいました。急ぎ向かったその先では、クレイニン (Lord Clainin)、イヨナ、そしてオドリック (Odric) が姿を現しました。オドリックは困惑の面持ち、しかしながら他の二人は厳格な面持ちでありました。

「評議会の集まりだと聞いて来たのだが」オドリックは疑い困惑の目を二人に向けました。

イヨナは進み出て言いました、
「私達はこの集まりを市民の皆さんの前で行う必要があると考えました。そう、これからする事が終わってしまう前に。」

「『評議会の集まりがある』と言うから来たのだよ。他の評議員はどこに居るのかな?」

オドリックの声は大きく響き、しかしその響きには弱さがありました。今思い返すと、彼は何かを感づいているようでもありました。

クレイニンが進み出て、私達市民にに向かって言います。

「皆、エレインが病気病魔に侵されたになったときのことを覚えているか?」
「あの時は絶望したよ・・・私たち我々では彼女を癒すことが出来なかった。そこへ彼が現れて、ミナックスが持っていた自分の家宝を手に入れる事と引き換えに特製のポーションでエレインを救ってくれた。オドリック、あの時の君の手際には今でも感心させられるよ。」

「それを私の手柄というならばそう言ってもらって結構だ。」
オドリックは憮然として呟きました。

イヨナとクレイニンはその声を無視するかのように続けます。
「これも大分前のことになるが・・・、あのキーワナンが捕らえられたときのことを覚えているかな?あの時も、Mondain’s Embraceを持つミナックスのところまで導いてくれたのは・・・

オドリック、君だったね。ここに集まった皆の中にはあの作戦に参加した人もいるだろうから確認するまでもないか。

そして・・・結局そのMondain’s Embraceを手にしたのは誰だっただろうか?」

「なんて便利だったんのでしょうね?」
イヨナは冷たく、オドリックをにらみ睨みつけて言いました。

クレイニンは続けて言いました。
「それ以来しばらく私達がオドリック君を見かけることはなかった。
しかし最近になって、また君は現れた。マラベルとの会合を設定した、という貴重な情報と一緒にね。」


「ええ、そしてその結果!」
語気を荒げてイヨナは言いました。

「私達はマラベルの家が荒らされているのを発見し、そして彼女が殺されているのを見たわ。
これまでの出来事はなにもかも全部てあなたに都合が良すぎるのよ、オドリック!」

「何を言いたいのかな。全て評議会の力になろうと思ってした事だったのだが。私はあなたたち君達を手助けし、そしてブリタニアを救おうとしているのではないか!」

そうオドリックは冷笑を浮かべながら言葉を返したのです。

すぐさまクレイニンは私が想像もしないようなことをその口から放ちました。
「君には何か別の思惑があるのではないかね?」
と。

オドリックはその顔になおも笑みを浮かべて・・・、私も実を言うと笑いそうになってしまいました。誰がそんなとっぴな言いがかりを信じるでしょう? 私の周りの人々もざわめき立ちました。と同時に、玉座の間の空気が徐々に張り詰めてつくのが感じられます。

「何だって? 何を根拠にそんなことを言うのだ。 話があるからとわざわざ来たのに、こんな言いがかりをつけられるとは。君達とは良い関係を築けると思っていたのだがね。」

オドリックの顔には笑みが浮かんだままでした。でも私は、彼の目が玉座の間の出口を見ていることに気がついたのです。

私の周りでは「彼は反逆者だ!」「なぜそんな言いがかりを!」という声が飛び交います。クレイニンは無表情にで前に進み出ました。彼がイヨナに目配せをすると、イヨナは大きく頷き返しました。両腕を頭の上に高くあげると、クレイニンは強張った声でオドリックに声を掛けました。

「やましいところがないのなら、そこを動かないでくれ。」

そして力で満たした声を発したのです。

Vas Wis Quas

突然、玉座の間の空気が魔法の力でいっぱいになりました満たされ、そして、驚くべきことにオドリックがその姿を変えていったのです・・・見るもおぞましい姿に! 玉座の間にはどよめきが走り、あちこちで混乱が起こりました。

Kal Ort Rel

影は群衆をかき分け玉座の間の後ろへと群衆をかき分けていき、道を塞ぐ人々の間を難なく避け、巧みにすり抜けていきました。

人々は一斉に彼の後を追いました―この人々をもってして、どうやって逃げおおせることが出来るでしょう。しかしながら不運なことに、その影そのものといってよい姿は私達の手に余るものだったようです。私や他の市民達は必死に彼を追いましたが、その余りの素早さに遂には彼の姿を見失ってしまいました。

何分かの実りの無い捜索の後、イヨナと私達は王城へと戻ってきました。
影の行方について話し合いがなされているその時、伝令と名乗る男が息も絶え絶えに走ってきました。怪しい人影がコーブに向かっていったというのです!
オークどもが占領するコーブへの追跡にクレイニンは難色を示しましたが、結局イヨナと私達はコーブへと大急ぎで向かうことになりました。

もちろんのこと、私達はコーブがオークたちでいっぱいなのを目にし、ここに再びオークたちとの戦いの火蓋が切られました。この度の戦いにおいてもイヨナや冒険者達は素晴らしく勇敢に戦い、オークたちの数は少しずつ減っていきます。

激しい戦いの中で、私達の目は影のような姿の人物を捉えました。あの男です!
彼は切り立った岩山の上から私達を見下ろし、あざ笑っていました。

「少し遅かったな」その影は氷のような笑い声を周囲の山々に響かせました。
「私の名はラムズ、オドリックは仮の名だ・・・。」
「貴様らに混沌の怒りをもたらしてくれよう!貴様らの血はその脈を焼き、その骨は塵と化すだろう!ブリタニアよ、覚えておくがよい―貴様はその胸中に新たな蛇を巣食わせたのだ!」

突然、聞いたこともないような恐怖と憤怒の入り混じった叫び声が人々の間から上がりました。
私が振り返るとそこには見るもおぞましい野獣が戦士達を跳ね飛ばし、人々に襲い掛かっていました。そして・・・ラムズと名乗った黒い影はその戦いの最中、いつの間にか姿を消していました。

凄まじい戦いの後、野獣は倒れました。 同時に私達は、コーブに久し振りの静けさが戻ったことに気が付いたのです。斬っても突いても次から次へとやってきたオーク達は、今はもう見渡す限りの屍となっていました。

私達は当然のことながらこの予期しないコーブの解放に喜び沸きあがりました。それはまるで受けた傷が徐々に癒え始めていくかのような輝かしい一歩でした。
すると突然、イヨナの声が聞こえました。「あら?これは一体何かしら・・・?巻物・・・?」

そこへロイヤルガード司令官のエレイン(Elain Bayfery)がかのクレイニンから話を聞いたと息せき切らせて駆けつけてきました。

「イヨナさん!皆さん!無事ですか!?」

エレインとイヨナ、私達はお互いの無事を喜びあい、そしてコーブの解放を祝いました。イヨナはこれまでの経緯をエレインに話すと共に、先ほど見つけた巻物を手渡して示しました。

「オドリック、いえ、ラムズと名乗りました・・・が逃げる時に落としていったものだと思います。私には全くなんと書いてあるか解読できません・・・」イヨナは残念そうな様子でした。
「クレイニンに見てもらいましょう。」エレインの顔にもまた『解読できない』と書いてあるようでした。
その後、私達は再び静けさを取り戻したコーブを後に、キャッスル・ブリタニアへと凱旋を果たしたのです。

そして私は家路につき、こうしてペンをとりました。
高貴なる紳士淑女の皆様、本日起こったことをここにお知らせ申します。私の望みはクレイニン
が巻物を解読し、かわいそうなマラベルがいつの日か報われる日が来ること、ただそれを願っています。

従順で謙虚なしもべ、
Ailsa Macleanより








21:40 2017/08/07

by horibaka | 2017-06-24 21:38 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 絶望のダイゼン -Treasures of Tokuno-

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絶望のダイゼン -Treasures of Tokuno-

投稿日:2005年2月1日


全シャード
永遠とも思える数時間が過ぎて、ウェイ(Wei)はいまだにショックから立ち直れなかった。

警鐘の音に驚いて目を覚ました彼女は、窓際に駆け寄りまだ眠気でぼうっとする眼で窓の外を見つめた。路上にはいくつも人影があり、黒っぽい服を着た姿が路傍の灯に照らされて行き交っていた。
尋常でない雰囲気の恐怖に凍りついたウェイは、力の抜けた脚を踏ん張って急いでカーテンを閉め、小走りで光の届かない部屋の隅へと姿を隠した。

そして今ぼんやりとした朝の光の中、長時間からだを縮めて身を潜めていたために麻痺したその脚を震わせながら玄関の上がり段に立ち、ウェイは禅都にもたらされた大虐殺の痕を見渡していた。

夜の闇にまぎれてもたらされた混沌の痕を…。





普段からひねくれた言動を好むゴズ(Gozu)は、「ゴズと海は油断がならない」という比喩を喜んで受け入れていた。

禅都の宝物庫からくすねてきた財宝を、彼の手下の者がせわしなく船に積み込む間に雷雲はいよいよその厚みを増していた。出航してまもなく、岸に寄せて安全な船着場を探した方が良いと言った船長の助言を無視したことを後悔していた。

禅都の港からの追っ手を振り切り、猛烈な勢いの嵐の中を必死にくぐり、ゴズは待ち合わせの地点目指して際どい角度で西に向かって航行するよう船長に命じた。
荒波がまるで大砲のように激しく船体にぶつかる度に彼の信頼する手下ですら反抗的な思いを抱くようになっていた。こんな嵐に巻き込まれるくらいなら、禅都の軍勢と戦う方がましである。


ゴズは思った。

反逆者はこうした後知恵によってのみ、その存在が認められるというものである。

もしも彼の企みが成功すれば奪った財宝はクランの強化に役立ち、やがては徳之諸島全体を支配できるであろう。そして彼は、のけ者ではなく英雄の名を勝ち得るのだ。

彼の主は賢い人であったが、財宝を破壊しようという主の提案は傲慢で現実離れしており、役立たずの伝統であるとゴズは反論した。ハンザギリ(Hanzagiri)が権力の座についていた頃はよかった。つまるところ歴史は勝者によって書かれていくものではないのか?

ゴズは主が彼にこっそりと女帝の軍隊を使ってくれと頼みこむのが目に見えるようだった。ゴズは彼の主とそのクランの為に反逆者となるのだ。彼は英雄として死ぬだろう。彼の犠牲が再びハンザギリをこの徳之諸島の王座に座らせるのだ・・・。





ハンザギリ ダイゼン(Hanzagiri Daizen)-ハンザギリ クランの首領にして元徳之諸島の王座の継承者-は誉島の海岸の磯辺で苦悩していた。もうこれで九日目の朝である。

彼の心は今回の女帝に対する大胆な企みのために疲れきっていた。
彼は、ゴズが無事に帰ってくることにわずかな望みをかけていた。彼の息子たちは役に立たない者ばかりで、ゴズだけがハンザギリの未来を託すに足るだけの蛮勇さを持ち合わせていた。

ダイゼンは盗賊ではない・・・利益を求めて財宝を盗んだわけではなかった。
むしろ目的は、国民の目前で女帝を・・・さらに重要なのは貴族たちを貶めてやることだった。自分の金庫を守れない者に、臣民を守る力があるだろうか?

ハンザギリは強烈な打撃を与えることに成功した。しかしゴズとその手下は行方が知れず・・・。ひょっとしたら死んでしまっているかもしれない。
そうなるとクランにとっての報酬はなきに等しい。恥をかくだけである。

ダイゼンは毎日水平線に目を凝らす。毎日欠かさず。しかし結果はいつも同じ。戻ってくる船団も部隊もない。苦々しく思いながら坂道を登り、元大名は供の元へと戻る。

名もなき海岸・・・激しい嵐によって打ち寄せられた金銀財宝が波に洗われて何が起こるかわからない未来を待ち続けていた。








21:38 2017/08/07

by horibaka | 2017-06-23 21:36 | その他 | Comments(0)
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隷属、そして勝利

投稿日:2005年1月24日

Elaine Bayfery, the Royal Advisor



 それは夜も更けた頃の事だった。
 私が評議会の書類の最終確認をしていると、ブリテイン周辺を巡回しているレンジャーの内の一人が私のオフィスに息を切らせながら飛び込んできた。彼は見たところ緊急の知らせを持ってきたようだったので私は仕事を一旦脇に退け - もっともほとんどが明日までに終わらせなければならないものだったが‐彼の話を聞く事にした。彼の名前はロバート(Robert)と言った。
 ロバートは断りもなく私の机の上にあるコップをとり中の水を一気に飲み干した。それだけでは足りなかったのかピッチャーを手に取りその中も瞬く間に空にした。誓ってもいいが私はその時彼の心臓の鼓動が鎧を通り越して聞こえた。私は遅かれ早かれ彼がもたらすのであろう悪い知らせに身構える事にした。冷たい水が入った彼の腹はその締め付けに抗って猛烈に痛み出した。彼のぐちゃぐちゃになっている服装と断りもなしに水を飲みだした様子、それにレザーアーマーを通してでもわかる彼の胃痙攣から、私は彼の持ってきた知らせが更に良くないものであるとの確信を抱いた。

 私はいまだ胃痙攣と戦っているロバートを介抱していた。すると、ドアをノックする音が聞こえ、ロバートのアシスタントをしているマックスウェル(Maxwell)が入ってきた。マックスウェルは自業自得とはいえ予期せぬ痛みにのたうっている上司と共に、多大なる数のオークの一団がブリテインへ進軍を開始したという事を知らせてくれた。
 それは本当に深刻な知らせだった。私たちが遅かれ早かれブリテインへの侵略があるだろう事を予測し築いた砦が、本当に襲撃に耐えうるものであるのか心配だった。しかしながら、幸運な事に私が玉座の間に到着した時には既にたくさんの冒険者達が玉座の間に集結しており、イヨナ(Lady Iyona Kondo)の助力も得てすぐに部隊を二つに分け、ブリテイン市の二つの要所へと守りを固めるべく行動を開始する事ができた。

 私の向かった西側の砦においては山中から敵が押し寄せてきており、たくさんのオークブルートが軍を率いているのを確認した。それを見た冒険者達はにべもなく圧倒されてしまった様子だったが、雄々しくもその猛攻撃に対して反撃の狼煙を上げていった。オークどもの進軍はいくぶんゆっくりとなり、そして一際大きなオークの雄叫びが谷の中に響いた。それは私に、この戦いの流れを上手く運ばなければ防衛線は突破されてしまうであろうことを告げる声でもあった。




 砦の上には思い思いの武器を手にした冒険者達が立ち並び、押し寄せるオーク達を少しずつ押し返していった。やっとの事でオークどもを山から追い出す事に成功したその時、イヨナと共に北の砦に向かったはずの冒険者から、行方がわからなくなっていたデュプレ卿(Sir Dupre)がベロ・オンダリバ(Belo Ondariva)と共に北の砦に現れた事が知らされた。

 なぜデュプレ卿がベロと一緒に?

 私はすぐに冒険者達を率いて北の砦へと向かった。
 砦の上に立つイヨナが私に示してくれた方向、その先に立つ者を、最初私は信じたくは無かった。
しかし私の目は捉えたものを偽ることは出来なかった。デュプレ卿はどこと無く放心した様子で、冒険者達の声にも耳を貸す様子は無く、彼の口は閉ざされたまま、その心には何も届いていないようだった。その脇に立つベロ・オンダリバは険しい岩山の上で、呆然と砦の上に立ち並ぶ我々をまるで見下していた。

 私は、武器をとりベロへと刃を向けるよう、デュプレ卿に叫んだ。が、彼は剣どころか鎧も身に着けておらず、私の声にほんの少しの反応もしない。ベロは愉快そうに笑い、その手をデュプレ卿の肩においた。ベロは彼を取り囲んだ我々に対して彼の新しい「ペット」についてどう思うか聞き、デュプレ卿をあらゆる言葉で侮辱した。




 ベロはブリテインの偉大なる守護者‐デュプレはトゥルーブリタニアンの長なのだから‐も最早操り人形に過ぎず、人形を我々に歯向かわせたところで面白くもなんともないと言ってのけた。ベロはまた、我々には名誉のあるものが残っていない、死者のみが名誉を以って葬られている、そう言うと自ら手を下すまでもないと強力な獣を召喚した。冒険者達はすぐにその獣に刃を向けたがその魔物には触れる事も出来ず、かすり傷一つ負わせることが出来なかった。
 まるでそこに存在していないかのように。
 冒険者達の気がそれたのを見てベロはデュプレ卿にゲートを出すよう命令すると、そのままゲートの中へと姿を消してしまった。

 どうか、私が最も危険の多い使命を帯びていたデュプレ卿の事をとても心配しているのを理解してほしい。

 獣のあとを追おうとしたその時、砦の向こう側 - ベロが去っていった岩山の麓 - でオーク達の興奮した叫びが聞こえた。地の底から湧いて出るような彼らの声にこの時の私ほど悩まされた者もいないだろう。いく人かの冒険者と共にイヨナは獣のあとを追い、残る冒険者達と共に私はオークの群れに向き直った。それから後の戦いを正確に思い出すのは難しい。我々は夢中で目の前にいるオーク達に剣を振るい、呪文を唱えた。ただ一つはっきりと言える事は最後に立っていたのは我々だったということだ。しかし全てが終わったわけではない、勝利の余韻に浸る間もなく我々はイヨナ達を追いブリテインの街へ向かった。

 ここから先少しは後にイヨナから聞いたことの伝聞になる。


- 私はブリテインの墓地へたどり着きました…あの獣は死者を呼び起こしている!
その狙いがきわめて明らかであるにもかかわらず私には何もする事ができなかった!
この世を去ったはずの多くの市民がそれぞれの墓の中から起き上がり、獣と共に墓地を荒らしまわりました。そこで私は不気味な獣の色が死者を呼び起こしていくにつれ徐々に変わっていく事に気が付いたのです。




 どうやら、そのおぞましい行為を続けるうちに、自らの体をもこの世界へと現生せしめたようでした。しかし、そのために私の剣は化け物の体を捉え始めたのです。
 可愛そうな市民達が再び土に返されたのと同じように、肉体を持ったその魔物もまた冒険者達の手によって土へと還っていきました。そして墓場がいつもの静けさを取り戻した頃、エレイン女史の隊が北の入り口から駆け込んできたのです -


 その夜、すべての者がブリテインを守護できた事を誇りに思っているようだった。
 しかし私はここのところ起こった出来事がどうしても腑に落ちない。アノン (Anon the lord of council of mages) は我々の中にスパイがいると言うし、クレイニン (Clainin) はデュプレ卿の部隊は重要な情報を持っていたがベロの手に落ちてしまったと言う。確かに今日我々はデュプレ卿がベロの支配下にある事を目の当たりにした。それはベロが、デュプレ卿が命を懸けて守ろうとした重要な情報をその手にしている事が疑いようの無い事だと思わせる。この街はもう安全であるとは言えないのだろうか?

 いや、そうではない。

 私が未来への不安を拭う事が出来ないとしても、確かに我々は今日の勝利をこの手に出来たのだから。








7:52 2017/08/06

by horibaka | 2017-06-22 07:51 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 暗闇からのはじまり -Despise Invasion-

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暗闇からのはじまり -Despise Invasion-

投稿日:2005年1月12日


全シャード
サーペンツ スパイン山脈(Serpent’s Spine Mountains)で起きている小さな地響きの報告が相次いでいるが、その確かな原因はまだ解明されていない・・・。






彼は疲れていた。

その皮革を思わせるような陽に灼けた顔や見るからに曲がった背中から、彼が肉体労働者であることが容易に連想できた。サーペンツ スパイン山脈で鉱石を捜し求める生涯を選んだ者には、疲れ果てて骨と皮になっていいる者が多い。
ジェロルド ティギンズ(Gerold Tiggins)も、その例外ではなかった。


しかし疲れてはいたが、今の彼には休んでいる暇はなかった。

年老いたティギンズにとって、興奮するような出来事はそうそうあるものではない。
あるとすればヴァロライト(valorite)の鉱脈を探し当てることくらいだろうか。彼は未だにヴァロライトを掘り当てたことはなかったが、おそらく心躍るような興奮に違いないだろうと思っていた。

しかしその貴重なヴァロライトの事ですら今日の彼の心からは忘れられていた。彼はデスパイス(Despise)の奥深くの岩石層に埋もれているのを見つけた不思議な物体に心を奪われていたのである。

二週間前、小さな地震によってそのダンジョンの深部でいくつか連続した落盤が起こった。乱雑な積み重なった岩をかきわけて進む内、ティギンズは見なれない岩の塊が露出しているのを見つけた。
彼が知る限り、地震の後にここまで深く分け入って来た者は誰一人としていないはずであり、この宝物は第一発見者の自分の物にできるだろうと彼の胸は躍った。

彼には見つけた物が何であるかを理解するだけの知恵があったわけでもなく。また運命は、彼にそれが何であるかを推測させるほど寛大でもなかった。

ティギンズがやっとのことで邪魔な岩を削り去ると、そこには異国風の素材で作られ、妖しく光るシンボルが彫られた刀が姿を見せた。彼がその刀に手を伸ばそうとしたその時、背後の闇から重い足音が聞こえてきた。

幕はあっけなく下ろされた。

ティギンズが振り向いた瞬間、空中で斧が空を切り、彼の持っていたランタンの光が刃先できらめいた。その刃が彼のやつれた身体を切り裂く直前のことだった。
彼の意識が闇に包まれる最期の時に見たものは、斧を掲げたリザードマンの顔だった。

その顔はすでにティギンズのことなど忘れてしまっていた。その代わりに、まだダンジョンの壁に半分埋まっているMystic Swordをとりつかれたように見入っていた。


ジェロルド ティギンズは、やっと「休む」ことができた。







7:48 2017/08/06

by horibaka | 2017-06-21 07:46 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 忍び寄る異国の影

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忍び寄る異国の影

投稿日:2005年1月12日


全シャード
「評議会のエレイン(Elain Bayfery)女史が市民の協力を募っている!」

 タウンクライヤーの叫びを聞きつけた僕は大急ぎで鎧をつけ、剣を手に持ってキャッスル・ブリタニアへと向かった。キャッスル・ブリタニアでは既に僕と同じように呼びかけに応じ、何人かの冒険者達が集まっていた。
 僕は同じベスパー出身の冒険者達がいるのに気付いたので、彼らと軽く挨拶を交わしていると、僕達と同じように鎧を着込んだエレインと、その後ろから黒いローブに身を包んだ人が玉座の間に姿を現したのに気付いた。
 
 僕達の視線を集めながら、少し難しそうな顔をしてエレインは話をし始めた。
 現在行方がわからなくなっているデュプレ卿(Sir Dupre)の居場所を知る謎の人物との密会がその黒いローブを着たオドリック(Odric)という人によって設定されたのだそうだけれど、その密会に際して僕達をその警護にあてたい、と。
 ・・・まぁ簡単に言えばそういうことだった。大して難しそうな話じゃないし、僕達は喜んで受けることにした。
 エレインはその密会にレディ・イヨナ(Lady Iyona Kondo)も連れて行くべきだと言っていたけど、オドリックは時間が無いからと先を急いだ。
 エレインはちょっと残念そうな顔をしたけど、遅れちゃいけないと思ったのか、それ以上レディ・イヨナのことには触れないでオドリックの出したゲートをくぐった。僕達も続いてゲートをくぐった。

 ゲートをくぐって着いた先は、ジャングルの中の廃墟。ボロボロに壊れた椅子やら元は本だった(かもしれない)紙くずが突っ込まれた本棚やらがあったんだけど、僕はこんなところで人と会いたいって言う人の気が知れないと思ったよ。
 エレインも同じ事を思っていた様子で、オドリックに文句を言っていたけどね。

 どれくらい待ったかな。エレインの口調には苛立ちが混じり始めて、オドリックも不安げにその辺をうろちょろし始めた、その時だった。急に見たことも無い獣が襲ってきたんだ!
 みんな自分の身を守る為に剣を抜いたり矢をつがえたりしたけど、とにかくヤツらはすばしっこいのなんの!
 あちこち走り回っては右に左にと僕達冒険者に牙を向く始末で、やっと倒したと思った頃には僕達も無傷じゃすまなかった。
 それで、エレインはそれはたいそう怒った様子で、
「これが密会の相手なの?」
 ってオドリックに詰め寄ったけど、オドリックはそんなこと気にもしても居ないみたいで、
「・・・もう少し付き合ってもらう必要があるようだな」
 なんて言ってゲートを開いた。

 エレイン含め僕らは不承不承ゲートをくぐると、今度はユーのはずれに着いた。
オドリックは後ろを振り返ろうともしないでさっさと歩いて行って、僕達は黙ってその後をついて行くしかなかった。道すがらオドリックが、僕達が向かっているのは今日会うはずだった人の家だと教えてくれた。なんでも、ものすごく用心深い人なのだそうだ。
 ・・・あんなところを指定してくるぐらいだから、間違いなく用心深いのだろうけどこんな大人数で押しかけたらそれこそさっさと家から逃げ出しちゃってるんじゃないだろうか・・・。
そんな事を考えながら歩いていたら程なくしてその家に着いた。

 予想通りだったけど、その家には誰もいなかった・・・っていうかむしろ誰ももう住めないだろうぐらいに荒らされていた。本棚やら引き出し、ベッドにいたるまでそれはもうぐちゃぐちゃになっていた。何かを探すために荒らしたみたいだ、床板まで剥がした痕があった。僕はこいつは困ったことになったと思った。
 「それにしてもどうしてこんなに・・・」
 と、小さな声でエレインがつぶやいたのが聞こえた。
 ・・・ふと、その時気が付いた。あれだけ用心深い(って言われてる)んだから、他に隠れ家があるんじゃないか、って。
 エレインに話しかけるのは緊張したけど、もしかしたらって思って聞いてみた。
 「私もそう思ったところでした。もしかしたらこの家にまだその手がかりが残されているかもしれません。みんな、手遅れにならない内に辺りを探してみてください!」
 エレインは、今度こそ緊張した面持ちで僕達に命令を下すと、彼女自身もオドリックと一緒にこの家の中を捜索し始めた。

「この像は重くて動かせないぞ!どうなってんだ一体!」
 僕らの仲間の一人がそう叫んだ。確かに机の上にあるペガサスの像は重くてとてもじゃないけど動きそうに無い。
「そんなに重くちゃ動かすなんて無理だよ、ほっときな」
 そう別のヤツが言ったその時、*ごろごろ*と何かが動くような音がし始めた。
「オイラじゃないよ!別になにもいじっちゃいない!」
 そばにかかってる絵の近くにいたヤツが急に慌て始めた。・・・だれもそいつの事なんか気にもかけてなかったのに。
「ねぇ見て!」
 像のそばにいた、魔法使いらしい女の子が今度は声を上げた。その声を耳にして彼女の方を見ると、さっきどうしても動かなかったあの像がゆっくりと上空へと上がっていくところだった!*ガコン*という音と共に僕達を見下ろすようにしてペガサスの像はその羽を休めたようにして止まった。そしてそのペガサスの像が乗っていた机の上には茶色い表紙の小さな本が横たわっていた。
「おい、像がまた降りてくるぞ!」
 誰かの声が聞こえたと思ったとたん、オドリックが素早くその本を机の上から取り上げ、エレインに手渡した。そしてペガサスの像は再び机の上にその羽を下ろした。

 僕はエレインの開いた本を覗き込むようにしてみた。すると、そこにはこう書かれていた。


≪サー・デュプレ、そしてブリタニアを心から愛する人がこのノートを発見するよう切に祈ります。≫
≪私の身に危険の訪れを感じ、直ぐに身を隠す事にします。≫

“蜜の町に輝く朝日の向こう側”
“己を献じて血を流し アンクが見つめるその先に”

“森の民の 尊い命と引き換えに”
“鎧となり、衣となりて 機はいらぬ伸ばせば足りる”

“ああ小さき住まい達よ”
“森とともに生きるものに たったひと時のその安らぎを”


 そしてそこにはとても綺麗な字で「マラベル(Malabelle)」とサインが記してあった。マラベル・・・どこかで聞いた気もしたんだけど、その時は思い出せなかった。
 それに、僕の横にいた軽装のローグらしい男が
「これは暗号だな、場所を表してるに違いない」
 と、自信たっぷりに言い始めたものだから、そっちに気を取られてしまって。
「どうしてそれがわかるのですか?」
 エレインはまるで助けを求めるかのようにそいつに聞いた。
「蜜の町、これは間違いなくベスパーのことだろう。朝日の向こうとは東のことだ。つまり、最初の段はベスパーの東を指していることになる」
 確かにそうだ、そうすると次の段は・・・
「献身の神殿よ!献身のアンクは血を流しているわ、そして南を向いているはずよ!」
 さっきの魔法使いの女の子が叫んだ。
 なるほどその通りだ。つまりベスパーの東で献身の神殿の南ってことになる。
「革だ。」
 今度は僕の後ろにいた大きな弓を背中に担いだレンジャーが今度は声を上げた。
「革は動物、つまり森の民の命と引き換えに得られるものだ。そして革は織り上げるものではない。伸ばすことによって鎧にもなれば衣服ともなる」
 ・・・わかった!
「革取引所です!エレインさん、皮取引所ですよ!」
 僕は自分でも驚くほど大きな声を張り上げていた。
「ベスパーの街から東に行くと革取引所の小屋があるんです!そこは狩人達が休んだりできるようにもなっています!」

「・・・その場所に間違いなさそうですね。あなたはどう思う?オドリック」
 エレインは僕の目をまっすぐ見つめて、彼女のそばにに立っているオドリックへとその目を向けた。
「・・・行ってみる価値はあるだろうな。少なくともここでおとなしく待っているよりはましだろう」
「そうですね、急ぎましょう!献身の神殿までゲートを開きます!」
 エレインは、さっきオドリックが開いたのと同じ青い色をしたゲートをその場に開いた。僕達は迷うことなくそのゲートに飛び込んでいった。

 献身の神殿から森の中を走り続けてみんな息も絶え絶えになりかけた頃、ようやくその小屋が見えてきた。
「あそこです!あの小屋です!」
 小屋に着いた僕は、そのまま息を整える暇もなく、動悸も荒いまま3軒ある小屋を一軒ずつ見て回った。
そうして、3軒目の小屋に僕達が入った時、僕らが目にしたものは飛び散る血の海の中、無残に机の上に横たわる女性の死体、そして机の向こう側に立っている鎧を着た男だった。
 その鎧はちょっと変わった作りをしていた、見たこともない色と形をしていたね。

「遅かったな。この通り、この女は始末した。ハッハッハ!」
 その男は小屋に入ってくる僕らを見るなり、それは愉快そうに笑った。
「これは・・・!あなたは誰ですか!あなたが彼女を殺したのですか!」
 エレインは感情を抑える事が出来ないくらい怒っていたようだった。
「本当ならお主から名乗れと言いたいところだがな。こちらから名乗ってやろう。私の名はベロ・オンダリバ(Belo Ondariva)だ」
 その男は威厳のこもった声でそう答えた。
「こそこそと、嗅ぎ回っていたネズミを殺して何が悪い?お主らはネズミを殺すのにいちいち決闘を申し込むのかね?」
「私はこの逃げ隠れしていた女と同じようにうぬぼれと慢心に満ち溢れているお前達を切り捨て、このブリタニアをそしてソーサリア全てを手中にするだろう」
「生憎、私は多忙だ。お前達と違ってな。代わりに私のかわいい召使達に相手をさせてやろう」
 そして男はリコールの呪文をとなえると、さっさとその場から消えていったんだ。
「待ちなさい!待ちなさ・・・」
 エレインの呼び止めも空しく、僕達が途方にくれようとしていたその時、小屋の外で悲鳴が聞こえた!
「獣だ!またあの獣だ!」
 僕はまた剣を構え、雄叫びと共に小屋の外へ飛び出した。





 戦いの後、僕達はさっきの小屋へ戻った。
 マラベルの死体にそばにあった毛皮を掛けるオドリックにエレインが聞いた。
「マラベル・・・もしかして、あのマラベルなの?」
「そうだ、そのマラベルだ・・・トリンシック奪還の後、身を潜めていたのだ」
 マラベルとトリンシック奪還、それを聞いた瞬間、僕の頭の中でマラベルの謎が解けた。
 マラベルはかつてミナックスの手下だった。だけど、ミナックスの手に落ちたトリンシックを、デュプレ卿が奪還するべく戦いを行った際にマラベルはミナックスを裏切り、さらにはデュプレ卿に加担してトリンシック奪還のきっかけをつくった人だ。ひっそりと隠れ住んでいたのはミナックスの怒りを避ける為だろう。

「さっきのはミナックスの手下かしら・・・」
 エレインは少し考える様子で言った。
「それはわからんが、十分にそれもあり得るな。しかし妙な鎧を着けていた」
「似たようなものをこの間の海賊の襲撃の時に見たわ。きっと繋がりがあるのだと思う」
「ふむ、意外な繋がりがあったものだな」
「彼女の死は無駄にはしません。・・・急いで調査を進めなければ」





「・・・帰りましょう、ここには後でガードをよこしますから」

 エレインの出したゲートはいつもと同じ、青い色をしていた。
 僕達は後ろを振り返らずに、そのゲートを通り抜けた。








10:10 2017/08/05

by horibaka | 2017-06-20 10:09 | その他 | Comments(0)
BNNアーカイブ 海賊の一味壊滅さる!

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海賊の一味壊滅さる!

投稿日:2004年11月7日

Daryl the Jhelom Town Crier

ジェロームを脅かした海賊一味は壊滅した模様だ!
評議会のエレイン・ベイフェリー(Elaine Bayfery)女史と冒険者達、それに今話題急上昇中のレディ・イヨナ・コンドウ(Lady Iyona Kondo)の活躍によりジェロームを襲った海賊達の拠点が発見され、奪われた物資の奪還に成功した事は記憶に新しい。

その後エレイン女史の指揮するロイヤルガードは海賊の拠点にロイヤルガードを配置し、ジェロームから奪われていた物資の運搬にあたっていた。
しかし、拠点を警備していたロイヤルガード達からの連絡が途絶えたことから、エレイン女史は冒険者達に対し、海賊の拠点周辺を調査するための協力を依頼した。
作戦にはレディ・イヨナ・コンドウも加わり、調査は徹底的に行われたようだ。
そして、拠点に程近い場所に海賊団のものと思われる大砲を搭載した船が発見された。
船を守っていた海賊達とエレイン一行との間では熾烈な戦いが行われたとのことだ。もちろん、我々の勝利だ!

海賊の船はエレイン女史と冒険者達の手によりその場で即座に破棄された。
船が停泊していたすぐ傍らには、今人々の間で話題になっている異国から持ち込まれたとおぼしき品々が置かれたテントが張られていた。これらはロイヤルガード達の手によってくまなく調査されることになるだろうが、確たる発表がされていない今、海賊団の背景については様々な憶測が飛び交っているのが現状だ。








10:08 2017/08/05

by horibaka | 2017-06-19 10:07 | その他 | Comments(0)