残された人々(11) |
2020年6月20日(土) ◆ 桜シャード ◆ フェルッカで トレードオーダーの配達をしている途中で見つけました。 西ミノックのこの場所は、ブリタニアの交通の要衝。 ユー・スカラブレイ方面、 ベスパー・ミノック方面、そして ブリテイン・トリンシック方面への それぞれの街道の分かれ道。 その街道の脇にひっそりと佇んでいました。 名前は、 Raquel(ラクエル)。 孤立ヘラルドです。 そして、そのすぐ近くにもう一人、 名前は、Arlinda(アルリンダ) 同じ格好の二人のヘラルドの少女は、もしかしたら 姉妹なのかもしれない。 どちらの仕える家が先に腐ったのかはわからないけど 仲の良かった二人は、残され人になってからも こうして一緒に街道沿いに佇んで、 道行く人にランタンの明かりを捧げているのかもしれない。 そんな想像をしてみます。 こちらはスカラブレイに行く途中で。 街道からはだいぶ離れています。 どの街からも遠い、 人里離れた森の中に一人佇むヘラルド。 名前は、Anita(アニタ)。 通りがかる者などいない立ち枯れの森の中で、 取り残された少女は少し寂しげに微笑んでいるように見えました。 長く人の手元にあった品物(アイテム)には、 何か魂に似たものが宿ると言われています。 それが人の形をしていたり、 人の姿を写していればなおさらでしょう。 家が腐って消滅した跡に残されている肖像画も、 もしかしたら、 魂が宿ったがゆえに消滅を拒んでいるのかもしれませんね。 そしてなかには。。。 近くに湧いたモンスに憑依して、 己の存在を主張することがあるのかもしれません。 10:07 2020/06/21
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by horibaka
| 2020-06-20 20:55
| 桜日記
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