BNNアーカイブ 鎧を愛でる祭事 |
ローカルニュース [戻る] 鎧を愛でる祭事 投稿日:2001年5月6日 Jane Bryant, BNN Reporter 全シャード いつもは閑散としているTrammel SkaraBraeのホールに、大勢の物見客が訪れていました。それはというのも、ホールの奥に鎮座する奇妙な甲冑のおかげなのです。 ホールはある種奇妙な雰囲気に包まれていました。ドアをくぐって程無くして、皆馬を降り、それが当たり前であるかのように靴を脱ぎ捨てて先を急ぎます。 床には荒い繊維を編み上げたと思われる、分厚い絨毯が何枚も敷き詰められ(それは皆が言うには「タタミ」という敷物とのことです)、直に座り込む者、「セイザ」という組み足を試みる者も現れました。これといった模様も見受けられないこれらの敷物には心が宿っていると皆は言います。 床に直に座り込む人々の隙間を縫うようにしてホールの奥に歩を進め、ひときわ大きな人だかりの先に視線を移すと、そこには皆の注目を一身に集める甲冑が飾られていました。 所々を紐で結ばれ、継ぎはぎであつらえた奇妙な甲冑は、隙間も多く一見して素晴らしい出来映えとは言い難いものがあります。装飾品としての鑑定眼を持ち合わせているわけではないにしろ、ここまでもてはやされるには何らかの美術品的価値のあるものなのではと思わせます。 端でぶつぶつとウンチクを垂れる、少し腰の折れた中年の男が語るには、武勇を奉り、男子のたくましく力強く成長することを願った催しとのこと。小脇に吊られた魚のイミテーションの意味するところは結局分からずじまいでしたが。 0:40 2017/05/02
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by horibaka
| 2017-03-07 00:39
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