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ローカルニュース [戻る] ロガールの遺産 投稿日:2000年1月1日 JP Reporter / 1999年10月~12月 Wakoku -------------------------------------------------------------------------------- 第一話 謎の遺跡 発行:1999/10/26 「FireLandに古代の遺跡が発見」の報がLycaeumに届いたのは、今から2週間前。Lycaeumではこの遺跡を調査するべく、Oliveira教授を中心とした発掘チームを現地に送り込んだ。 しかし、遺跡の周囲にはモンスターが生息しておりOliveira以外の発掘隊員は全滅するという結果に終わった。そこでOliveiraは、モンスターの駆除を市民に呼びかけたのだった。 呼びかけに応じて集まった市民達は遺跡へ急行し、モンスターを駆除することに成功した。 これから新たな発掘チームが編成され、遺跡の調査が始まるだろう。 -------------------------------------------------------------------------------- 第二話 水晶の髑髏 発行:1999/11/02 謎の遺跡から水晶の髑髏が発見された。 しかし何者かの手により、その髑髏は盗み出されてしまった。 そこでOliveira教授は髑髏の奪還を市民達に呼びかけるのだった。 「髑髏を盗んだ者は、発掘を手伝っていたJoshuaじゃ」 「まだあの島のどこかに潜んでいるだろう。髑髏を取り戻したものには報酬として10000GPを払おう」 集まった人々は、一斉にFireLandに向う。 そして遺跡の周囲を捜索していた人々によってJoshuaが見つけられた。 「待ってくれ。私の話しを聞いてくれ!」 Joshuaの必死の説得に、人々は一旦攻撃を中断した。 「教授は・・・・うっ」 報酬に目の眩んだ一部の者によって、彼は打ち倒されてしまった。 その後、髑髏はその場にいたFaw達の手により教授へと返された。 Joshuaは何故髑髏を盗んだのか、そして死ぬ間際に何を伝えようとしたのか? -------------------------------------------------------------------------------- 第三話 ロガール文明 発行:1999/11/05 遺跡とそこから発掘された水晶の髑髏を調べた結果、Oliveira教授はこれを古代ロガール文明の物と断定した。 「ロガール文明とは、文献もなく、架空の文明だと思われていた。また独自の文化と、進んだ建築学・天文学・錬金術を持っていたと伝えられている」 教授が発表を終えて帰宅した矢先、Lycaeumに1人の研究員が血相を変えて飛び込んできた。 彼の話によると、遺跡へ地質の調査に向かったチームがモンスターに襲われているらしい・・・。 発表の場に残っていた人々は、直ぐに遺跡に向かった。遺跡から北にある洞窟に隠れていたElliotは駆けつけた人々によって助け出されたが、他の発掘員は既に事切れていた。発掘を妨害するかのように集まるモンスター・・・ その真相はいかに? -------------------------------------------------------------------------------- 第四話 教授死す 発行:1999/11/12 Joshuaの友だったElliotは、彼のローブの裏に”Hythloth”と書かれている事に気がついた。 Joshuaが何の理由も無く、水晶の髑髏を盗みだしたとは思えなかったElliotは、Hythlothのどこかにその手がかりがあると確信した。 Elliotの依頼を受けた人々は、Hythlothの最下層でJoshuaの手記を発見。そこにはこう書かれていた。 私はあの日偶然それを聞いてしまった・・・ Oliveira「第一次発掘隊のメンバーは全て始末できたか?」 謎の男「ああ、全員土の中だ」 Oliveira「そうかこれで秘密が外部に漏れることはないな」 謎の男「仕事の報酬をいただこうか」 liveira「まぁ、そう慌てるな。ロガールの謎が解ければ、莫大な財宝が手に入るじゃろう」 謎の男「ほう、そしてその鍵を握るのがこの髑髏ということなのか」 なんと言う事だ!教授は財宝が目当てなのか・・・・ ことの是非を問う為、人々は一斉に教授のもとに向かう。 しかし、教授は何者かによって殺され、水晶の髑髏も持ち去られていた。 教授の死を知らされ泣き崩れる娘のJudy。 また、教授の部屋から慌てて出て行ったElliotの姿が目撃されたという。 教授は誰に殺されたのか?髑髏はどこに持ち去られたのか? 遺跡をめぐる謎は更に深まるばかりだ・・・ -------------------------------------------------------------------------------- 第五話 財宝探索 発行:1999/11/18 父親の死から立ち直ったJudyは、遺跡の発掘を引き継ぐ決意をした。そして、教授が生前に調べていた石版を解読してその内容を公開。その石版には財宝の一部の在り処が記されているという。Judyは集まった人々にそれを託した。 「我が子等に宝の一部を残す。あの星のもとに向かい、われ等が神の名を称えよ。N・・・LA・・・・・P」 情報量が乏しい為、捜索は非常に困難を窮めた・・・ そんな中、教授がいつも座っていた椅子の後ろの本棚から、教授が書いたレポートが発見された。 「ロガールは非常に進んだ文明だった。また、優れた航海術を持っていたようだ」 航海術・・・”あの星”・・・そう航海で自分の位置を知る上で重要な星は、ほぼ真北から動かない星”北極星”。 そこは小さな地下室で、中央に赤い柱があり、その回りには宝箱が置かれている。 そして、その情報を聞きつけた人達がしだいに集まり、財宝は彼等の間で山分けされ、今回の財宝探しは終了した。 -------------------------------------------------------------------------------- 第六話 Elliotの暗号文探索 発行:1999/12/07 失踪していたElliotが、Shameで見かけられたという情報がもたらされた。 早速、人々はElliotを捜しにShameへ向かった。 そこには彼が隠れ住んでたと思われる形跡があり、彼の書き残したと思われるメッセージと謎の暗号文が残されていた。 メッセージの内容は次の様なものであった。 THIS KEYWORD IS TO MY LOVER JUDY 暗号の解読の手がかりをJudyに求めた所、メッセージ自体に暗号を解く手がかりがあるらしい。 そして数時間が経過した・・・ ある1人の男が、暗号を解く方法を見つけ出した。 メッセージは26文字で形成されており、英語のABC・・・の文字数と一致する。つまり、こう変換すれば良い。 THISKEYWORDISTOMYLOVERJUDY ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ 幾つかの文字は重複するが、それを意味の通るようにしてみると次の文章が浮かび上がる。 「私はJushuaの手紙を見つけ、教授に翻意するよう説得に向かった。 しかし教授は既に事切れていて、水晶の髑髏も無くなっていた。 私は気が動転してしまい、そこから逃げ去ってしまった。 誤解を招くような行動をとって君を悲しませてしまった。すまない・・・ 今すぐ君に会いに行きたいのだが、それは出来ない。 私は教授を殺した犯人を密かに追っている。 丁度、教授の部屋に入る時、骨の兜を被った男が出てくるのを見つけた。 私は彼をトラッキングしてその後を追い、彼のアジトを突き止めた。 仇を取りたい君の気持ちは判るが、それは非常に危険だ。 彼には部下が大勢いて、君にも監視がついている。 私は彼のアジトに潜入した。 どうやら彼等は新たな財宝のありかを突き止めたようだ。 その場所に入るためには、Chaos神殿で”Sacrify myself”と叫ぶらしい。 私は彼等の後を追うことにする・・・」 - Elliot 暗号の解読に成功した人々は、急ぎChaos神殿に向かい”Sacrify myself”と叫んだ。 そこは迷路のようなダンジョンで、先に財宝を狙っていた盗賊と財宝を守るGuardianとの間で戦闘が始まっていた。 「ちっ、とんだ邪魔が入ったな」 盗賊の頭らしき人物はそう言い残し、財宝を諦めて逃げ去った。 彼こそは教授を殺害しJoshuaに止めを刺した人物、暗殺者Mercury。 Mercuryは逃してしまったが、彼の部下とGuardianは集まった人々によって倒された。 だが、そこにもElliotの姿は無かった。まだ、彼はMercuryを追っているのだろうか? -------------------------------------------------------------------------------- 第七話 財宝探索 その2 発行:1999/12/10 前回の財宝捜しに失敗したMercuryだったが、密かに別の財宝の在り処が書いてある巻物を手に入れたようだ。なんとか彼の目を盗み、私はこの巻物を持ち去った。この巻物の解読を試みたが、私にも解読することができない。これを解読出来た者は、財宝を手にする事ができるだろう・・・・・ - Elliot 古文書曰く 「魔方陣の技法に則り、抜けている個所を埋めよ。 「さすれば財宝へと導く座標が明らかになるだろう。 南緯A度B分、東経C度D分 そして、その地で叫ぶべし "I agree" -------------------------------------------------------------------------------- 最終話 邪神 Nyarlathotep 発行:1999/12/20 教授を殺害した犯人とされるMercuryの所在が判明した。 Judy達は早速、彼の隠れ家であるMazeに向かうのだった。 「何故ここが判ったのだ?返り討ちにしてやる!」 Mercuryの呼び集めた手下と、Judyを支援する人達の間で激戦が始まった。 「父の仇!!」 「お前は・・・裏切っ」 Mercuryが打ち倒される。その時Judyは不敵な笑みを浮べた。 「水晶の髑髏を取り戻しました、これで世界はロガールの前にひれ伏すでしょう」 そう言い残し、彼女はピラミッドへと飛んだ。 「Oliveiraを殺したのは私です。私は彼の娘に成りすまし、この時を待っていました。 本当のJudyはどこですって?当の昔に葬りましたわ。私の本当の名はRemy、ロガールの末裔です。 貴方方が封印石を壊してくれたお蔭でNyarlathotepの封印が解かれます。 Nyarlathotepとはロガールの魔法力によって生み出された人工生命体兵器の名称です。その破壊力は計り知れません。これを危惧した敵対勢力の手により封印されました。 Nyarlathotepの動力は人間の負の感情、欲望や嫉妬をエネルギーとしています。そして、この髑髏はそれらを集める集積装置なのです。 判りましたか?貴方方の今までの行動は、全てこの日の為に計算されていたのです。 それでは貴方方はもう用済みです。さぁ消えておしまい。」 ロガールの遺産をめぐる最後の戦いが始まった。 戦いが始まってどのくらい経っただろう・・・・・Nyarlathotepの攻撃力、耐久力は人知を超えており、更に与えたダメージはRemyの魔法で回復されてしまう。 人々の攻撃がRemyに集中した。 彼女は倒れ、制御を失ったNyarlathotepもまた打ち倒された。 ここに謎のピラミッドに端を発した、一連の騒動に終止符が打たれた。 戦いの後の調査で、Elliotの遺体がMazeで発見された。 また、LycaeumにJudyが姿を現したが、彼女は過去の記憶を失っているらしい。 JudyはRemyによって殺されたのではなかったのか? 幾つかの不可解な謎が残るが、Remyの死んだ今となっては全を解き明かす事はできないだろう。 我々はJudyの記憶が戻ることを待つしか無いのだが、それはまた彼女が親や恋人を失った現実をも知る事になり、彼女にとっては辛いことになるのだろう・・・ 6:03 2017/03/27
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by horibaka
| 2017-01-23 06:00
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